成海璃子(29)平岩紙(41)塚地武雅(49)小関裕太(26)浜野謙太(40)が原田知世主演のテレビ東京系連続ドラマ「スナック キズツキ」(10月8日スタート、金曜深夜0時12分)に出演することが16日、分かった。

漫画家・益田ミリによる同名コミックが原作で、傷ついた人がたどり着くちょっと変わったお店「スナックキズツキ」を舞台に物語が進んでいく。

コールセンターのオペレーター中田優美を演じる成海は、役柄について「気を使って自分の気持ちをなかなか言えないところがある役」と説明。「そういう思いを抱えている方は現代にも多いと思うので、共感していただけるよう、細やかに表現できれば」と語った。

総菜屋の店員・安達よしみを演じる平岩は、「脚本自体が、とても面白くて、バトンパスのように毎話毎話、少し心が疲れている登場人物が現れます。キズツキを後にする時は、ぽわんと、たんぽぽが咲いたような、あたたかさがあります。全話カラーが違うので、私も、拝見するのを楽しみにしています」と期待を込めた。

広告代理店「大雄企画」の社員・佐藤悟志役を務める塚地は「佐藤悟志=僕。じゃないですか? と。これはもう当て書きですよ。僕が僕のこと書いたっけ? と思うような私生活に近すぎる内容。共感しまくり」と自身と重ね合わせ「今回は演じずありのままの僕自身をお見せできるかと。なのである意味迫真の演技となることでしょう」と笑った。

広告代理店「大雄企画」の社員で、佐藤の部下・瀧井潤を演じる小関は、原作を読み、「ホッとひと息休まるような温かい物語だった」と振り返った。そして「何げない日常の中での『少しの我慢』『少しの気遣い』って、小さな針が風船に刺さったように、心をしぼめていきますよね。しかも気づかないうちに。そんな傷を癒やしてくれるスナックキズツキに、皆様も出会ってみてはいかがでしょうか」とコメントした。

スナックの店主トウコ(原田)と仲良しな酒の宅配業者・こぐま屋には浜野が抜てきされた。浜野は「原作にはいないキャラクターということなんですが、この豪華キャストの中に、そして、原田知世さんと共演させてもらえる幸せを思うと、本当にねじ込んでもらえてありがとうございますと思います」と感激した。「なるべく日常の風景、なんでもないけどいとおしい、街の一部、あたかも街の活気の一部として原田さんをほっこりさせられればいいなと思います。原田さんのことだけ考えようと思います」と意気込みを語った。

また、シンガー・ソングライターの清竜人が書き下ろした「コンサートホール」がオープニングテーマに決まった。