女子プロレス「スターダム」18日大阪大会でシングルリーグ戦「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式戦が行われ、スターライト・キッドがひめか(24)を破り4勝目をあげた。

 172センチの高身長を誇るひめかのパワーファイトに苦しんだ。パワーボムでマットに叩きつけられたキッドは、後頭部への串刺しラリアートを浴びて窮地に陥る。だがランニングパワーボムを狙われたところで、起死回生のモモ☆ラッチで丸め込み3カウントを奪取。逆転勝利をものにした。

 試合後のリング上では大江戸隊のセコンドとともにひめかにリンチを加え「何も学んでない、おバカなひめかから2点取っちゃったー。大田区のメイン、立つのはこの私だ。最後にリングに立っているのも私だ。全員ちゃんと見とけ」とマイクアピール。優勝決定戦が行われる25日大田区大会での主役取りを予告した。

 レッドスターズでは渡辺桃が現在5勝2敗で、最終戦(大田区)のジュリア戦も不戦勝が確定しているため事実上の勝ち点12で首位を走っている。追走するキッドは20日後楽園大会で桃との直接対決を控えており、自力での逆転突破の可能性を残している。「ひめかはもっとここ(頭)を強くしないとダメだな。次は渡辺桃。こいつを止められるのは私しかいない」と、マスクの下で不敵な笑みを浮かべていた。