ご当地ソングの女王・水森かおり(48)が25日、東京・中野区のサンプラザホールで「水森かおりメモリアルコンサート~歌謡紀行~」と銘打ったコンサートを開いた。

 この日は、毎年、デビュー記念日に行っている恒例のメモリアルコンサートで、昨年は新型コロナウイルス感染症防止のため中止となり、今回が2年ぶりの有観客での開催。そんな2年ぶりのメモリアル公演を迎え、「去年、私の父が亡くなり、この場所に連れてきてあげることができなかったのですが、きっと今日もどこかで見てくれていると信じて、最後まで一生懸命歌わせていただきます」と大張り切り。

 ステージでは新曲「鳴子峡」でオープニングの幕を開け、1995年のデビュー曲「おしろい花」から昨年の前作シングル「瀬戸内 小豆島」までシングル曲28曲を1コーラスずつノンストップで披露。昨年の「NHK紅白歌合戦」でも話題になった篠原ともえデザインの巨大ドレスのメモリアルコンサートバージョン版(高さ4メートル)を着て「瀬戸内 小豆島」を歌唱してみせた。メドレーを含めて全39曲を熱唱し、最後まで熱烈なファンたちを存分に楽しませた。

 同公演のあとに控えているのが、年末恒例の紅白だが、これまで2003年の初出場から18年連続で出場。今年で19回目の出場を目指す水森は「今年も年末に向かって日々精進していきたい」と意欲を燃やしていた。