故春日野八千代さんの後継として宝塚歌劇団雪組トップから専科へ移り、劇団理事まで務めた専科スター轟悠が、10月1日付で退団した。

退団日となったこの日、公式ホームページに「~ファンの皆さまへのメッセージ~」と題したコメントを掲載。85年の入団から37年目での幕引きに「今、皆さまにお伝えしたいことは、心からの感謝の気持ちです。ご縁あって出会えた方々、応援してきてくださった方々の、人生の一部に加えていただけましたこと、本当にありがとうございました」と感謝。劇団と、そのファンに向けて「これからも、宝塚歌劇をなにとぞよろしくお願い申し上げます」と記して締めた。

また、公式ページには、直筆のサインに「皆様 笑顔の花束を 今までありがというございました」と書き込んだ。

轟は今年7月に、植田紳爾氏書き下ろしの「戯作『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』」を大阪、東京で上演。本拠地・宝塚大劇場でのあいさつなどは「トップで退くのではないから」とし、実施せず。その後、ディナーショーでファンに別れを告げていた。