落語家林家木久扇(83)が3日放送のテレビ朝日系「仮面ライダーリバイス」(日曜午前9時)で特撮ヒーロー作品に初挑戦し、11年ぶりドラマ出演する。

木久扇が出演するのは、第5話「世直しライダー! 裏切り者は誰だ!?」。動画サイトで危険な企画にのめり込む孫を心配し、主人公五十嵐一輝(前田拳太郎)に相談を持ちかける茂夫役。

先月26日に次回予告で木久扇の姿が登場すると、「#木久扇師匠」がツイッターのトレンド入りするなど話題になった。

木久扇は「反応がスゴク驚いた。見てくださる人がこんなにいるんだ! うちの中2の男子の孫には仮面ライダーに出るというジイジが尊敬されて、とてもうれしく、面目を保った」と喜んでいる。

主演の前田と木久扇は61歳差。幕張で行われた撮影で木久扇は、持ち前の明るさとパワフルさを発揮し、共演者に名前入りの千社札を配り歩いてなごませたという。

木久扇は「スタッフの雰囲気がとても心地よく、前田(拳太郎)さん、弟大二役の日向(亘)さんが若くてハツラツ。寄席の楽屋の芸人さんたちとはうって変わって新鮮なイケメン! 妹さくら役の井本(彩花)さんもかわいくて…皆さん楽屋で気づかってくださった。一瞬、仮面ライダーが弟子になってくれたらいいなァなどとぜいたくなことを思い、このことをのちに寄席でマクラにしたら、ウケました」と話している。

ドラマ出演はカメオ出演をのぞくと、10年の日本テレビ系「ホタルノヒカリ2」以来となる。