浜松オートのGⅡ「ウィナーズカップ」は6日、開幕する。この大会は予選、準々決勝戦、準決勝戦と登録28期以前の選手による「マスターズ」と、29期以降の「ライジング」に分かれてレースを行い、準決勝戦を勝ち上がったマスターズの4人とライジングの4人が優勝戦で激突、Vを争う構成になっている。

 マスターズは前回覇者の木村武之(44=浜松)に伊藤信夫(49=浜松)ら地元勢のほか、外来も荒尾聡(40=飯塚)に有吉辰也(45=飯塚)、中村雅人(40=川口)らがおり、激戦模様だ。

 一方、ライジングは鈴木圭一郎(26=浜松)が戦線をリードする。前節の飯塚・SG全日本選抜では、4日目準決勝戦のスタートで飛び出せず6着に敗れた。「クラッチを修正した最終日(1着)は良かった。もったいなかった」とマシンはいい動きを見せただけに悔やしそう。

 ただ、今回はクランクとクランクケースを交換している。「SGの時のクランクもいいけど、他にも安定して動くクランクが欲しい」と、今後のSG戦線を見据えてパーツを替えた。「悪くないと思うので、しっかり合わせたい」とさらに調整を施し、初戦に向かう。

 スタートから飛び出し、他を圧倒するスピードを披露できるか。まずは試走の動きに注目だ。