自民党の三原じゅん子参院議員(57)は26日、衆院選(31日投開票)東京18区(府中市、小金井市、武蔵野市)から立候補した長島昭久元防衛副大臣(59)を応援した。

 この選挙区は旧民進党を離党した後に自民党に入党した長島氏と14回目の当選を目指す立憲民主党の菅直人元首相(75)による事実上の一騎打ちだ。

 自民党は「重点選挙区」と位置づけ、菅義偉前首相(72)や小泉進次郎氏(40)、安倍晋三元首相(67)が応援に入り挙党体制で長島氏を支えている。

 三原氏は「絶対に勝たなきゃダメです。ここが全国で一番大事な選挙区だと思います。(長島氏が菅氏に)勝てば、大きな意味があります」と語った。

 街頭演説で三原氏は「私は(菅氏より)人の痛みを一番わかっている長島さんしかいないと思う。そして今まで培って経験してきた自公政権しか、経済対策、コロナ対策ができない、頼れないと思っています」と訴えた。

 長島氏はかつて〝師弟関係〟にあった菅氏とけつ別した理由をこう打ち明けた。

「私は共産党との選挙協力が間違っていると主張して立民の前の民進党を離党した。自衛隊を違憲だ、日米安保を破棄だ、こういう政党(共産党)と一緒に(菅氏は)選挙をやっている。なぜそこまで落ちぶれてしまったのかと悲しい思いです」

 有権者は菅氏と長島氏のどちらに軍配を上げるのか。