31日投開票された衆院選で、神奈川2区から立候補した自民党の菅義偉前首相(72)は小選挙区で勝ち上がり。選挙前はピンチも伝えられたが、前首相の貫禄を見せた。

 同区には美魔女コンテストでファイナリスト歴のある立憲民主党の岡本英子氏(57)が野党統一候補になれば、菅氏を長年支えた地元の支援者で〝ハマのドン〟といわれる横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長(91)も敵に回した。

 尻に火がついた菅氏は公示日や最終日を地元に入るほどだった。フタを開けてみれば、菅氏が首相在任中に推し進めたワクチン接種が功を奏したのか、新型コロナの感染者は激減し、退任後の今となって再評価された。手堅く票を固め、9回目の当選となった。