衆院選が31日に投開票され、立憲民主党の小沢一郎氏(79)が岩手3区の小選挙区で敗北となった。NHKが自民党の藤原崇氏(38)に当確を打った。小沢氏は重複立候補している比例復活を待つ。

 当選17回を数える大物で、かつては自民党幹事長や民主党代表などを務め、剛腕として尊敬を集めていた小沢氏。しかし、今回の選挙では藤原氏とデッドヒートを繰り広げることになった。

 これまでの小沢氏といえば、選挙中となれば各地に応援演説に出るのが常だった。しかし、今回は地元で活動する時間が長く、地元紙で「異例の地元3日間」と報じられたほど。100か所をまわるドブ板選挙に徹したという。

 対する藤原氏は2012年から衆院選で小沢氏に挑戦し、過去3回は小選挙区で敗北、比例復活となっていた。38歳という若さをアピールし、世代交代を訴えていた。