今年4月末でジャニーズ事務所を退所した近藤真彦(57)が2日、中野サンプラザで「Re START」と題したコンサートを開催した。昨年11月の不倫報道で芸能活動を自粛、9月に復帰してからは初コンサートとなった。

オープニング曲は「愚か者」。歌い始めると、バックに大きな「愚か者」の文字が浮かび上がる演出で、観客の度肝を抜いた。

「スニーカーぶる~す」「ギンギラギンにさりげなく」などヒット曲満載で、アンコールは「ケジメなさい」「うそのない言葉」。再出発を意味するコンサートタイトルにふさわしい2曲で締めた。

また、デビュー当時から近年までのバンドメンバーや「たのきんトリオ」の盟友、ギタリスト野村義男(57)も駆け付けた。

近藤は「マスクをして声を出せないファンの方たちの声援が僕には聞こえました。すごく励まされましたし、勇気づけられました。人の前で歌を歌うことの喜びをまたファンの皆さんに与えてもらいました。歌の力も感じ取ることができました。これからも僕の財産であるヒット曲を大事に歌っていきたいと思います」とコメントし、野村は「マッチ君は最初は緊張してたけど、中盤あたりからはいつものまま! 2人でのライブツアーが12月から始まります。楽しいツアーになることは、今日のコンサートで確認しました」と、来年3月まで行うツアーに自信を見せた。