再集結はまぼろしになりそうだ。

 ヒップホップグループ「RIP SLYME」元メンバー・PES(44)の〝脱退告発〟が波紋を呼んでいる。

 PESは1日に文書で「2017年9月、さまざまな理由から今後RIP SLYMEのメンバーとして活動を続けることが困難であると判断し、事務所とグループを辞めさせていただきました」と発表。グループは18年10月に活動休止を発表したが、PESはそれ以前に脱退した上で所属事務所も退社していたことが明らかになり、ファンから驚きの声が上がった。

 PESが突然発表した理由は、先月8日に現メンバーのRYO―Z、DJ FUMIYA、ILMARIが配信したインスタライブにある。

「3人がPESともう一人の元メンバーを『呼ぼう』と言っていたと知り、参加リクエストを出したが、『相手にはしてもらえませんでした』と〝スルー〟された。話し合いの場を持とうとしても反応なし。積もり積もった扱いへの不満が爆発した」(音楽関係者)

 両者の間には根深い遺恨がありそうだが、実際にPESは19年3月に自身のツイッターで、フォロワーから「RIP SLYMEがもし復活するとなっても、ペスくんは参加しないとうことですか」と聞かれ、「絶対にしないです」と否定。1日の発表でも「彼らに関わりたくない」「3人には何度も心を折られている」とまで明かしたことで、ファンからは悲痛な言葉が噴出している。

「PESの脱退がメンバーから発表されていなかったことに『なぜ?』とショックを受けている。5人での再集結が絶望視されたばかりか、ドロドロな内情が明らかになり、『楽園ベイベー』をはじめ彼らの曲が『聴きにくくなってしまった』という声であふれており、すでに楽曲への影響も出ている」(前同)

 脱退したはずだが、グループの公式サイトにはPESのプロフィルが3日現在も残されたまま。今後、RYO―Zら3人から何かしらの発信はあるのだろうか。