元宝塚歌劇団宙組トップスターで女優の凰稀かなめ(39)が出演し、植草克秀(55)が初演出を手掛ける舞台「TARKIE THE STORY」が来年2月10日から16日まで、東京・品川ステラボールで行われると5日、発表された。

 ストーリーの中心はレビュー草創期に松竹少女歌劇団のスターとして活躍した、タアキィこと、水の江瀧子さん。戦前から戦後の激動のスター人生を、歌とダンス、ビッグバンドの生演奏を交えて描くドラマティックレビューとなっている。

 凰稀は「この度、水の江瀧子さんの役をさせて頂く事となり、このお話を頂いてから、水の江瀧子さんの事を色々と調べさせていただきました。知れば知るほど偉大な方で、戸惑いと同時に、味わった事のない緊張感が、全身に…。世の中の人々を魅了した昭和の大スター『タアキイ』どこまで再現出来るか、今からドキドキしてます」

 演出は植草、監修は植田紳爾氏、振付は名倉加代子氏が務める。凰稀は「植草克秀さんの初演出! 私を男役として育てて下さった植田紳爾先生。宝塚でもお世話になった名倉加代子先生、錚々たる日本を代表する方々のお力をお借りし素敵な舞台を作りたいと思っております。是非、華やかな世界をご堪能ください」と意気込んだ。