女優武田玲奈(24)が“玲奈結び”の流行を願った。

11日、自身が祭典サポーターを務める「ものづくり・匠の技の祭典2021」の開催に先立ち、都内などにある工房で伝統技術を体験。川崎市内にある、みやうち着物学院で行った振り袖の着付け体験で、帯の結び方のほか、実際に「成人式以来」という振り袖姿も披露した。

赤地に金の帯で締めた振り袖は身長165センチのスタイルに合わせ、右側のたれ先を長くした形に。講師を務めた中央着付士能力開発協同組合技能士の会の尾崎弘子会長によると、これは「愛寿結び」と呼んでいた新作だった。尾崎会長は「スタイルのいい人に合う、モダンなもの。武田さん、すごくお似合いです」と絶賛。「名前も『玲奈結び』に変えようかしら」とその場で交渉も始め、来年の成人式などで「玲奈結び」として新成人たちに提案することが決まった。

玲奈結びは体を動かすと帯も動きやすく、躍動感も増すという。武田もその場でピョンピョンと飛びながら帯を揺らし「光栄ですね。来年の新成人のみなさんがこの結び方をしてくれたらいいなと思います。ぜひ広がってほしいです」とアピール。成人式以来となる振り袖には「いい緊張感といいますか、背筋が伸びるような感じがして、お着物ってすてきだなと思いました。もっと着る機会も増やしたいです」と笑顔をみせた。

この日は着付け体験のほか、東京・葛飾区にある立花製作所も訪れ、近代的な椅子張り技術を駆使した、時計の文字盤張り体験も行った。12月のイベント本番へ向け「日本の大事な文化ばかりだと思うので、もっといろんな人に伝えて『やっぱり日本っていいよね』とみんなが思えたらいいなと思います。私も一緒に勉強しながら世の中に伝えていきたいです!」と意気込んだ。

「ものづくり・匠の技の祭典2021」は12月18~19日にかけて東京ビッグサイトで開催。コロナ禍の影響でステージ実演や逸品紹介などはオンライン配信となり、武田は18日に登場予定となっている。