日活ロマンポルノが誕生して20日で50周年を迎える。50周年記念プロジェクトとして、金子修介監督、白石晃士監督、松居大悟監督の3人が新作を手掛ける。19日、日活が発表した。

ロマンポルノは71年に第1作「団地妻 昼下りの情事」が公開された。88年までに約1100作品が製作され、数多くの監督を輩出した。

ロマンポルノで映画監督デビューした金子監督は百合をテーマに、白石監督はSMを、松居監督は偏愛をテーマに新作を撮る。

「日活ロマンポルノ」は、日活が71年に打ち出した成人映画レーベル。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」など一定のルールと、製作条件を守れば比較的自由に作品を作ることができたため、多くの若手監督の挑戦の場にもなった。

16年には45周年企画として、塩田明彦監督、行定勲監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督が新作を手掛けた。海外映画祭への招待も相次ぎ、作品性があらためて評価された。