公益財団法人「野球殿堂博物館」は1日、「2022年野球殿堂入り候補者」を発表した。プレーヤー表彰では前回の候補者23名に加え、新たな候補者としてドジャース、ヤンキース、広島でプレーし日米通算203勝を飾った黒田博樹氏(46)と、横浜で25年間の現役生活を全うし現在もOBとしてDeNA監督を務める三浦大輔氏(47)が名を連ねた。

 また、エキスパート表彰では新井宏昌氏(69)、高代延博氏(67)、槙原寛己氏(58)、和田豊氏(59)の4人が前回からの20人に加え、新たな候補者として追加された。特別表彰部門は早実監督として王貞治氏を擁して1957年センバツに優勝し、中大でも監督を務めるなど数々の功績を残した故宮井勝成氏ら4人が候補者入りした。

 殿堂入りは2022年1月14日に開催予定の通知式で正式発表される。昨年のプレーヤー表彰においてトップ得票となりながらも殿堂入りへわずかに7票足りなかったヤクルト・高津臣吾監督(53)が栄誉をつかめるかが注目される。日米韓台の4か国プロリーグで通算347セーブの偉業を成し遂げ、ヤクルト監督としてもチームを今季20年ぶりの日本一へ導いただけに〝栄冠〟への期待は高い。