レジェンドの反応は? 日本陸連の瀬古利彦副会長(65)が男子マラソンの鈴木健吾(26=富士通)と女子マラソンの一山麻緒(24=ワコール)の結婚を祝福した。鈴木は一山との結婚を自身のSNSで1日に発表。2月のびわ湖毎日マラソンで日本新記録を樹立した鈴木と、東京五輪で8位入賞を果たした一山のゴールインはマラソン界のビッグカップルとして大きな話題を呼んだ。

 本紙の直撃に応じた瀬古副会長は「よかったね。結婚するだろうというのは聞いていた。陸上仲間では有名だったから、驚くことはないよ。増田さんが言いそうになったけどね」。2人を祝福しつつ、増田明美氏が東京五輪女子マラソン中継の解説で放った「一山さんには彼氏がいる」発言についても言及した。

 さらに瀬古副会長は「一山選手が五輪前の合宿で調子が悪くなった。にっちもさっちもいかなくなったところだったが、鈴木君の励ましがあって(一山が)調子を取り戻したという話も聞いている」と自身が知る〝秘話〟も公開。一山の東京五輪での奮闘の陰には、鈴木の絶大なアシストがあったようだ。

 夫婦でパリ五輪での活躍が期待される中、瀬古副会長は「マラソンは孤独なスポーツ。でも、お互い選手としてよく分かっているはずだし、支え合っていけばすごくいい結果になるんじゃないかな」。今後の活躍にも太鼓判を押していた。