スペイン1部の名門バルセロナでまた激震だ。クラブを長年支えてきた生え抜きのレジェンドであるスペイン代表MFセルジオ・ブスケツ(33)を放出する方針を固めた。

 英紙「マンチェスター・イブニングニュース」は「ブスケツがバルセロナを離れる可能性がある。バルセロナは高額選手の給与の負担を減らすことができる。そしてマンチェスター・シティーがブスケツとの契約を探っている」とバルセロナがブスケツを放出し、マンチェスターCが獲得に動き始めたことを報道した。

 ブスケツはバルセロナの下部組織から2008年9月にトップチームでデビュー以降、FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)、MFアンドレス・イニエスタ(神戸)、シャビ(バルセロナ監督)などとともに長年クラブを支えて黄金期を築き上げたまさしくレジェンド。しかし、財政難にあえぐクラブでは現在の年俸1400万ポンド(約21億円)が重くのしかかっており、今季の減俸を本人に承諾させていたが、それでも負担は大きいことからついに放出する方針に踏み切った。

 ただ、まだまだその実力は衰えておらず、バルセロナでタッグを組んでいた恩師のグアルディオラ監督が手を差し伸べているようだ。

 今夏に電撃退団したメッシに続いて、盟友のブスケツまで不本意な形での退団となるのか。大きな注目が集まる。