弁護士をめざして勉強に励む米タレントのキム・カーダシアン(41)が13日、米カリフォルニア州で法律の勉強を始めて1年目の学生が受ける「ベビーバー」と呼ばれる最初の試験に合格したことを発表した。

2019年に弁護士を目指すことを公表したカーダシアンは、ロースクールには通わずに実務に携わる弁護士の元で4年間の見習いをする道を選択しているが、ベビーバーは弁護士資格を得るためには全員が合格しなければならない試験として知られている。

4回目の挑戦で合格したというカーダシアンは、自身のSNSに鏡を見つめる写真を投稿し、「オーマイゴッド!ベビーバーの試験に合格したわ!!!鏡を見た時、見つめ返してくる女性を今日はとても誇りに思う。私が法律を学ぶための道のりを知らない人は、これが簡単に贈られたものではないということを知って欲しい」とコメントし、合格を喜んだ。

年2回行われるベビーバーは7時間に及ぶ試験で、今年6月に行われた試験の合格率は20・7%と難関であることで知られる。

カーダシアンは過去3回の試験に落ちたが、めげずに立ち上がり、3回目の挑戦では新型コロナウイルスに感染して40度の高熱を出しながらも試験を受けたことも明かしている。

カーダシアンの父は、元妻とその友人を殺害したとして殺人罪に問われるも1995年に無罪判決を受けた元NFLのスーパースターO・J・シンプソンの弁護団にも名を連ねた著名弁護士として知られており、「父も誇りに思ってくれると思う」とツイート。一方で、2003年に亡くなった父が、私がこの道に進んだことを知ったらショックを受けると思うとも述べている。弁護士資格を得るためには次は司法試験に合格しなければならず、まだまだ勉強漬けの日々が続きそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)