俳優安藤政信(46)が14日、都内で映画「弟とアンドロイドと僕」(阪本順治監督、来年1月7日公開)完成報告イベントに出席した。

豊川悦司(59)演じる孤独なロボット工学者の主人公桐生薫の義理の弟役を演じる。主演の豊川とは今回が初共演。豊川からは「同業者から見てもすごくかっこいい! そういう空気や風をまとった方」と称され、照れ笑い。撮影中、豊川が、安藤が音楽を聞いて集中しているのをまねしていたことを明かすと、安藤は「聞きながら世界観を作っていくので…。先日も連ドラの撮影中にバックビートばかり聞いていて、監督からせりふが速くなっていると言われました」。

今作は「究極の孤独」がテーマとあって、孤独を感じることについて話が及ぶと、9月に公開された短編映画制作プロジェクトで、初めて映画監督を務めた際のエピソードを明かした。

これまで孤独を感じたことも、その一度だったといい「いろいろな世界のトップの方を仲間として呼んだんですけど、監督はそれぞれから意見を言われる。先日メーキング映像を確認したら、手を差しのべたくなるくらい自分がげっそりしていて…。それくらいやせ細ってました」と苦笑いしていた。