女優・草刈民代(56)が14日、都内で開催される絵画展「マリー・ロージー展~予測不可能な画家・終わりのない変革~」(東京・渋谷区の代官山ヒルサイドフォーラム、15日~26日)を視察した。

 フランス画家のマリー・ロージー氏の日本初となる絵画展。元バレリーナの草刈は同氏の作品「青の踊り」を見て「簡単な”Shall we ダンス”じゃない感じがしますね。2人の関係を想像するに、ずっと一緒にいてなのか、何十年もかかってからの”Shall we ダンス”なのか。その瞬間が、2人にとって特別なものと感じます」。自身の初主演映画「Shall we ダンス?」(1996年)というワードを使って感想を語った。

 マリー氏の作品を「強烈な印象を受けた」「今起きていること、今生きている人たちの根幹にあるものを形にしようと作品を作られているのかなと感じた」と絶賛。

 中でも草刈の目を引いたのは「サッカーに興味のない猫」という作品だ。「サッカーで人が熱狂している中、全く関係ないということで、猫はよそを向いていて凛としている。世の中とは関係のないところで、表現は何かということをマリーさんはさらに追及されているのでは」と絵の奥に隠された真意を読み解いていた。