米倉涼子主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)が16日、最終回を迎える。

このほど、米倉が涙でクランクアップを迎えた。

撮影最終日、同じシーンの撮影がなかった「神原名医紹介所」所長・神原晶役の岸部一徳(74)が突如「未知子~!」と呼びかけながら登場。粋なサプライズに、米倉は感動し、岸部と熱いハグを交わし涙を流した。

ドラマ誕生から10年目、連続ドラマとしては第7弾。

米倉は「『ドクターX』ファミリーのみんなが徐々にクランクアップしていく中、改めてみんなの話を聞き、『本当に愛情にあふれたすてきな場所だなぁ。仲間って大切だな!』と、心の底から感じました」としみじみ。続けて、「今回のシリーズには田中圭くんや高畑淳子さんら、懐かしい面々も出演してくださって、改めて昔も振り返ることができましたし、とても楽しかったです。大切な仲間たちに支えられながら、全10話を無事に撮り終えることができて、今はホッとしています」と安堵(あんど)した。

今回は、これまで以上に「『人は生きていく過程で、時として思わぬ壁にぶち当たり、自分が思うようにいかなくなることも多々あるんだな』と実感するようになったシリーズでもありました」と振り返り、「そんな中、さまざまな病気と闘ってらっしゃる方々、日々支えてらっしゃる身内の方々、そして医療に関わっている方々への尊敬の念が一層ふくらみましたし、この気持ちをこれからも大切にしていきたいです」とコメント。

「楽しいお芝居をしている場面もたくさんありますが、その裏でスタッフの皆さんがちゃんと医療について調べ、症例のない病気は扱わないなど、細部まで気を配っています。作品に関わるみんなが愛を込めて作っている『ドクターX』は、私の中で“不滅のドラマ”です」と力を込めた。

ファンや視聴者に向けては「ぜひ第7シリーズも最後まで楽しんでご覧ください」と呼びかけた。