「M―1グランプリ2021」ファイナリストのお笑いコンビ「ランジャタイ」(伊藤幸司=36、国崎和也=34)が20日、大阪市のABCテレビで行われた姉妹漫才コンビ「海原やすよともこ」がMCを務めるトークバラエティー「やすとものいたって真剣です」(木曜午後11時17分、関西ローカル)の収録に参加した。

 ランジャタイはM―1決勝に2番手で登場すると、国崎が頭の中に入ったネコに操られ、奇声を上げながら暴れ倒すというネタを繰り広げた。あまりにぶっ飛んだ漫才に、審査員の松本人志と上沼恵美子は硬直。上沼から「私、ランジャタイの時気絶してた」と言われ、同じく審査員で事務所の先輩の「サンドウィッチマン」富澤たけしからも「決勝だぞ、お前ら。なにやってんだ」と叱られた。得点は10組中最下位の628点で、松本は87点、上沼は88点と最低評価を付けた。

 一夜明け、国崎は「上沼さんは本当に気絶していたらしいです。富澤さんは本気で怒ってました。でも、芸人は楽しんでくれましたね」と何食わぬ顔。審査員のオール巨人から「人間はすごくいいから、漫才の形を変えた方がいい」とアドバイスをもらったことについても、「来年もし出れたら、同じネタをやってみたい」と大胆にも無視して笑わせた。

 一方で、M―1で爪痕を残したことで、「新大阪に着いて3人くらい、写真小僧がいた」と反響の大きさを実感。伊藤は「敗者復活に2回出たんですけど、ダブル最下位。決勝に行けたらまた最下位。来年ラストなんですけど、また最下位だけは嫌かな」と苦笑した。

 番組の模様は23日に放送される。