NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第39話が23日に放送され、深津絵里(48)が演じる、成長した「るい編」がスタートした。

朝の情報番組「あさイチ」も朝ドラ受けした。前日の衝撃展開から時がたち、MCの博多大吉は「切り替えられたでしょうか」と語った。鈴木奈穂子アナウンサーは「10年ぐらいたって、るいは泣くの我慢して頑張ってきたのかな」とるいの心情を話した。

この日のあらすじは、成長したるい(深津絵里)は、雉真家を出て1人で生活を始めたいと岡山を離れることに。向かったのは大都会・大阪。見たこともないほど華やかな建物や街の人々の様子を見て、胸をときめかせるるいだったが、道でぶつかりそうになった自転車をよけたところ、仕事の面接のためにせっかく新調したワンピースを汚してしまう。責任を感じた自転車の持ち主・竹村平助(村田雄浩)は、経営するクリーニング店にるいを連れていく。平助とその妻・和子(浜田マリ)の温かい人柄に触れ、るいは思わず涙を流してしまう。

ミュージカル場面も織り込むなど、るいの大阪編は斬新なスタートとなった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。