お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(58)が、千原ジュニア(47)がMCを務めるフジテレビ系「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」(来年1月2日午後10時)に出演することが分かった。制作の関西テレビが27日、発表した。

 普段は関西ローカルで放送されている「座王」は、芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのお題が書かれたイスを使ってイス取りゲームを行い、座れなかった芸人が勝てそうだと思う芸人を指名。指名された芸人のイスに書かれたお題に沿ってネタを披露し、どちらが面白いかを審査委員長が判定するというもの。5月に続く二度目の全国ネットの放送で、松本が審査委員長を務めることになった。

 松本は「俺、オファーもらって『やります』って即答したんですけど、え?こっち(プレーヤー)じゃなくて?」と笑わせると、「うちの嫁さんが座王がめちゃくちゃ好きで『絶対見た方がいい、絶対見た方がいい』って、あんまり言うから絶対見たらんとこって」と審査委員長を引き受けた経緯を明かした。

 一方、松本が審査委員長を務めたことで、ネタをする側の芸人は緊張感でピリピリ。スタジオの空気の重さを見かねた松本が「なんか元気なくないですか? 元気ないんはオズワルドだけやろ。他なんで元気ないんか分からへん!」と、先日行われた「M―1グランプリ2021」で優勝を逃したオズワルドを引き合いにリラックスさせると、ジュニアも「いつも通りよ皆さん! いつも通り、休み時間にきゃっきゃ言ってるあの感じを…今日はたまたま校長先生が見ているだけ」と和ませた。

 そんなジュニアは収録後、審査委員長の赤いジャケットに身を包んだ松本について「なんか思いのほか俺が言うのもあれですけど、赤いジャケット普通に似合ってたで」。

 最初はスタジオに独特の雰囲気が生まれていたことを認めつつ、「やっぱり普段やってるお題のテイストが若干変わったのは〝メンチ〟。審査委員長に向かってメンチ」と振り返った。

 プレーヤーが審査委員長に〝メンチ〟を切って、ひとこと言うというお題だが、松本にメンチを切るという恐怖のお題に「まあ、あそこで空気がいつも通りに戻ったというか。いつもより良くなったというか。変わったというか。きれいに扉が開ききった感じがしましたね」と話した。