大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分)のリハーサルが28日、東京国際フォーラムなどで始まり、出場歌手が取材に応じた。

10年連続出場の関ジャニ∞村上信五(39)は、悲願の司会に今年も選出されず「あと1歩のところで…」と嘆きつつ、早くも来年以降に向けて猛アピールした。今月24日に23年での解散を発表した女性6人組グループBiSHは、先月19日の初出場発表会見同様、独特な表現で本番でのさらなるサプライズを予感させた。

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司会選出の悲願はかなわず、村上は「今年も残念ながら。立候補していたのに…。自分の中ではあと1歩のところでした」と天を仰ぎ「朝ドラと大河に出ていない自分のキャリアの至らなさ」と敗因を分析した。

後輩の嵐松本潤(38)が23年のNHK大河「どうする家康」に主演することを踏まえ「(キャストに)ねじ込んでもらおうと思っています。俳優業にまい進して、狙いは23年。岡田(准一)君も出ると発表があったので。僕も松潤を支えられるように頑張ります」と猛アピール。「皆さんには話してません、こっち(NHK側)に届くように、歌わせていただきます」とジェスチャーし、笑わせた。

その後今年1年を漢字1文字で振り返り、「再」と答えた村上は「ツアーの再開やファンの皆さんとの再会、エンタメ界の再生。そして、司会に再チャレンジ!」と強調。「NHKさんが(司会で)使うまで、言い続けてやろうと思っております」と笑った。丸山隆平(38)からも「言ったほうがええ。言うのはタダやから」と背中を押された。

なおNHK関係者は来年以降の司会について「現時点では何も決まっていません」と答えた。【横山慧】