WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=志成)が12月31日の王座戦(東京・大田区総合体育館)でWBO同級6位の挑戦者・福永亮次(35=角海老宝石)の挑戦を退けた。

 V4に成功した一戦は、勝敗のほかにタトゥーが露出するか否かで注目されたが、両者(福永は背中にあり)とも明らかな露出はなかった。

 日本ボクシングコミッション(JBC)のルールでは「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないと定められており、昨年の大みそかの試合では井岡サイドの対処が甘く、タトゥーが試合中から露出して問題となり、厳重注意を受けた。しかし今回は事前にJBCから通達されたように、タトゥー部分はコンシーラーが塗られ、ほぼ完璧に〝ガード〟していた。試合後も近くで見てもわからないほどだった。