掛布雅之氏 85年日本一19の秘話 新大阪にファン殺到「エレベーターに全員乗って」

 野球解説者で元プロ野球・阪神タイガースの掛布雅之氏(66)が、4日放送のBS-TBS「X年後の関係者たち~あのムーブメントの舞台裏~」(後11・00)で、4番打者として阪神を日本一に導いた19の秘話を明かしている。

 バックスクリーン3連発など数々の伝説を残し、球団史で唯一、頂点を極めた85年。関西地区で瞬間最高視聴率74・6%と驚異的な数字を記録したリーグ優勝決定の試合は、神宮での引き分けだった。掛布氏によると、選手は引き分けでの優勝を知らず「マウンドに集まりまして、岡田、平田、僕、バースで集まって、ピッチャー中西ですよ。『おい、引き分けだったらどうなんだよ。優勝なのか?明日なのか?』」と当時の状況をコミカルに振り返った。

 優勝を決め、関西に帰る際には、ゴミ運搬エレベーターを駆使して、スパイ顔負けの脱出劇をしたという。新大阪駅にファンが殺到したため、京都を過ぎた頃、選手たちは8号車に移動し「ちょうど8号車の前に、ゴミを運搬するエレベーターみたいのが駅にあるんですね。そのエレベーターを開けておいてくれて、ガードマンの方が動線を作っていただきまして、そこに選手が全員乗って降りた」と当時のフィーバーぶりを明かした。

 当時、虎番だったデイリースポーツの改発博明社長も出演し「優勝した翌朝の新聞は、3回印刷しました」と回顧。阪神が勝利するとデイリーの売上げが1・5倍になり「実はデイリースポーツの社員もタイガースの結果次第で、給料が上がったり下がったり。優勝したときは金一封」などと裏話を語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス