サミー・ヘイガー「エディがどれほど具合が悪かったか、みんなわかっていなかったと思う」
エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなる数ヶ月前に、彼と和解し、連絡を取り合うようになったサミー・ヘイガーが、最期の日々、2人の間で交わされたやり取りについて明かした。
◆サミー・ヘイガー動画
ヘイガーは、米サンディエゴのKUSI-TVのインタビューで、こう話した。「2020年の間ずっと……、1月ごろからだ、俺とエディは再び話すようになった。また音楽を作ろうとか、もう一度、みんなでツアーやろうとか話してた。2022年って計画だったよ。もちろん、俺ら、まだ告知するつもりはなかったけどな。そのツアーについては、ウルフィ(ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン)がどこかのインタビューで言ってたと思うが……。ヴァン・ヘイレンにとって最高に素晴らしいものになっていただろう。残念ながら、エディには叶わなかった」
「彼がどれほど具合が悪いか、誰もわかっていなかったと思う。俺が彼と話をするようになって、電話しても、彼が出ないことがあった。だから、“ワード・マン……”、俺は彼のことをそう呼んでたんだ。“ワード・マン、どこにいる? 電話してるんだ。怖がらせないでくれ”ってテキスト・メッセージを送ると、1日経ったくらいかな、“病院だ”って返事がきた。なんてこっただよ。面白かったのは、彼は“病院だ。大目に見てくれ”って」
そして、ヘイガーはあらためてエドワードの才能を称えた。「エディはいつも凄いプレイをしていた。そこが、俺をイラつかせた。好きなだけ飲んだり、好きなことして、それでも彼はいいプレイをするんだ。俺はよく、“あいつにはムカつく”って言ってたよ(笑)」
長い間、音信不通の2人だったが、ヘイガーは、共通の友人からエドワードの体調が優れず、ヘイガーと話したがっていると聞き、エドワードに連絡を入れた。
ヘイガーは以前、そのときのことについて、「何年も話していなかった後、2月、1月だったかな、とにかく新型コロナウイルスの前だ。俺が彼に電話したとき、彼は、“なんでこんなに時間がかかった?”って言ったんだ(笑)。それは、俺に最大級の笑顔をもたらした。俺は“オー・マイ・ゴッド、それは訊くな”って答えた。あれにはものすごく感動したよ。“ヘイ、待ってたんだぜ”って……」と話していた。
Ako Suzuki
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