日本代表DF冨安健洋(23)が所属するイングランド・プレミアリーグのアーセナルが、同リーグに対して16日に予定されているトットナム戦の延期を要請した。新型コロナウイルスの陽性者や負傷者が続出するなどで十分な選手数を確保できないことを理由とした。

 アーセナルはDFセドリック・ソアレス、FWブカヨ・サカ、DFカラム・チェンバースが負傷しているのに加えて、MFグラニト・ジャカは13日のイングランド・リーグカップのリバプール戦で退場処分になっている。さらにMFトーマス・パルティ、FWニコラ・ペペらはアフリカ選手権に出場中。MFマルティン・ウーデゴールも新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出た。とてもじゃないが、まともなメンバーで試合ができる状況ではない。

 プレミアリーグ側は現地時間の15日中に結論を出すとしている。アーセナルは勝ち点35で暫定5位。消化試合数が2試合少ないトットナムは同33の暫定6位につけており、来季の欧州チャンピオンズリーグ圏内(4位以内)などを見据えても、両チームにとっても重要な試合となっている。