イングランド・プレミアリーグは15日に、16日に予定されていたトットナム―アーセナル戦を中止すると発表した。

 日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは新型コロナウイルス陽性者や負傷者などを抱え、必要な選手を確保できないとしてリーグ側にトットナム戦の延期を求めていた中、同リーグ理事会は延期を決定。「アーセナルはこの試合に出場できる選手が規定数(フィールドプレーヤー13人、GK1人)に満たないため、理事会はクラブの申請を受理しました」と説明した。

 この決定を受けてトットナムは公式ホームぺージで「この申請が承認され、我々は非常に驚いています」と声明を発表。「このガイダンスは新型コロナにによって直接影響を受けた選手の出場機会に対処することであり、コロナと無関係の選手の出場機会に対処する意図はなかったと思われます。私たちは今、このルールの意図しない結果を見ているのかもしれません。ルール適用は、明確で一貫性のあるものにすることが重要です」と怒りをにじませた。