女優の永野芽郁さんが、今秋公開の映画「マイ・ブロークン・マリコ」で主演を務めることが1月21日、明らかになった。死去した親友・イカガワマリコの遺骨を奪って旅に出る“やさぐれたOL”シイノトモヨを演じる。永野さんは「作品の世界観が私は大好きです。初めて原作を読ませていただいた日からとりこです。その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。今までにない私を見ていただけると思います。完成が楽しみです」とコメントしている。
ウナギノボリ
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映画は、2019年にウェブマンガ誌「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載され、2020年に単行本化された平庫ワカさんの同名マンガが原作。親友を亡くしたシイノの旅路と、共依存ともいえるマリコとの関係を、過去と現在を行き来しながら丁寧に描く。監督は映画「百万円と苦虫女」(2008年)、「ロマンスドール」(2020年)などで知られるタナダユキさん、脚本は「ピース オブ ケイク」(2015年)、「愚行録」(2017年)などで知られる向井康介さんと、タナダさんが務める。
鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野さん)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心。マリコの実家から遺骨を強奪し、逃走したシイノは遺骨を抱いて旅に出る。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は……というストーリー。
永野さんはいままでの清純派のイメージとは異なり、たばこをふかし、荒々しい口調や態度で、泥臭く人間味あふれる役を演じた。「シイノ役のお話をいただいたときは自分の中でも大きな挑戦だったので不安もあり、とても葛藤しましたが、すべてを受け入れ一緒に乗り越えようと言ってくれたタナダ監督についていきたいと思いました」と語っている。
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