昨年8月に新型コロナウイルス感染による肺炎のために亡くなった俳優千葉真一さんのお別れの会が22日、東京・増上寺で行われた。

千葉さんが設立したジャパン・アクション・クラブ(JAC)のメンバーが発起人となり、千葉さんの誕生日に開催された。多くのファン、関係者が訪れ、千葉さんとの別れを惜しんだ。

息子の新田真剣佑(25)眞栄田郷敦(22)はそれぞれ海外、地方での仕事のため欠席したが、連名のコメントを寄せた。

「皆様へ、まずは、今回を開いてくださったジャパン・アクション・クラブおよび、関係各所の皆様、ご出席いただいた父の友人、関係者、参列してくださったファンの皆さまに感謝いたします。世界的なコロナ禍の中、元気だった父が突然亡くなり、当たり前だった日常が音を立てて崩れ、悲しみに支配されました。父と同じ俳優となり、生前、父が見つめる景色をぼんやりとですが、最近やっと見え始めたところです。今となっては、その先に何を父が見つめていたのか、もっとたくさん話しておけばよかったなと思っています。僕たちの心の中には、父親として、そして俳優としての千葉真一が、今も変わらず息づいています。おそらく、皆様の心の中にも、俳優としての仕事仲間として、そして友人としてのいろいろな千葉真一がいると思います。願わくば、その父、千葉真一を僕たち同様、愛し続けていただけると幸いです。2022年、1月22日、新田真剣佑、眞栄田郷敦」。

千葉さんは昨年7月末に新型コロナウイルスに感染。入院をせずに療養していたが、肺炎が悪化し、8月8日に入院。酸素吸入を続けていたが、回復に至らず、19日午後5時26分に、千葉県内の病院で死去した。