米倉涼子(46)のドラマ「新聞記者」が話題になっている。動画配信サービスNetflixのオリジナルドラマで、政府の公文書改ざんに迫る東都新聞社会部記者・松田杏奈を演じている。本物の新聞記者に話を聞きながら役作りをしているという。

新聞記者を題材としたドラマや映画は数多い。テレビ草創期のNHKで58年から放送された「事件記者」は、今も傑作ドラマとして語られる。警視庁記者クラブを舞台に、東京日報の記者たちの姿を描いた。永井智雄、滝田裕介、山田吾一らが好演した。「相棒」シリーズの水谷豊も、かつて日本テレビ系「地方記者・立花陽介」を演じた。邦画では米倉作品の元となった「新聞記者」(主演・松坂桃李)。堤真一が主演し、日航機墜落事故の取材を描いた「クライマーズ・ハイ」などがヒットした。社会部や政治部の記者を扱った作品が多いが、芸能記者を扱った作品もある。テレビ東京系「芸能記者・柳田信吉の挑戦」では、内藤剛志が主演した。

芸能記者にとって、著名人の結婚、交際はもちろん、離婚や妊娠も大きなスクープにつながる。かつて先輩記者から、取材で意識すべきことを教えられた。

<1>左薬指をチェック 基本中の基本で、もちろん指輪。適齢期の芸能人には必須のチェック項目だ。

<2>ペアルックを見逃さない 交際していると、ペアの指輪やペンダント、ブレスレットやミサンガ、時計などを身に着けているケースがある。ツーショットでなくても、それぞれの写真を撮って確認する。かつてペアペンダントで交際が発覚したカップルがいた。

<3>かかとの低い靴とゆったりとした服装 常にピンヒールだった俳優の足元の変化や、タイトなファッションが多かった人がフワッとした服装に変わったら妊娠を疑う。

<4>出演CMの変化 それまでなかった家庭用品のCMに出るようになった場合、結婚を控えたイメージチェンジへの布石と疑う。

<5>否定か肯定か 交際や結婚に関する事務所の受け答えも要チェック。「そういう事実はございません」「ノーコメント」「プライベートは本人に任せています」「お友達の1人と聞いております」。過去のデータによると、後者になればなるほどゴールインの可能性が高い。

<6>「おめでとうございます」 結婚や妊娠を親族に直撃する場合、第一声のあいさつは「おめでとうございます!」。もし「ありがとうございます」と答えたらビンゴだ。

ドラマにする際は、ぜひ参考にしてください。

【笹森文彦】