NEWS加藤シゲアキ(34)が原作・脚本を手掛けた「染、色(せんしょく)」が、新人劇作家の登竜門として知られる第66回岸田国士戯曲賞(白水社主催)の最終候補作品にノミネートされたことが31日、分かった。9作品がノミネートされ、受賞作は2月28日に決定する予定。他の候補作は、劇作家で演出家の瀬戸山美咲氏(44)の「彼女を笑う人がいても」など。

加藤は昨年、小説「オルタネート」で吉川英治文学新人賞を受けている。昨年上演した「染、色」は短編小説集「傘をもたない蟻たちは」に収録された「染色」を舞台化したもので、美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春物語。