ベルギー1部シントトロイデンに加入した元日本代表MF香川真司(32)が現状について語ったと、地元メディア「HBvL」が伝えている。

 ギリシャ1部PAOKを退団し、1月に移籍するも査証(ビザ)の発給が遅れていた香川は、1日からチーム練習に合流しており、5日(日本時間6日)のコルトレイク戦でベルギーデビューする見込みだ。同メディアは「欧州で名声を誇る選手、香川真司はスターのままだ」と紹介する。

 その上でシントトロイデンに加入したことに元10番は「予想? していなかった。私がPAOKと契約を解除するとSTVV(シントトロイデン)が代理人に連絡を取った。それが重要だと思った。私は本当に欲しがってくれるチームに参加したいと思っていた。クラブの人と話をし、すぐにそういう気持ちになった」と、ベルギー入りの経緯を語ったという。

 また、21年1月に1年半契約で加入したPAOKで成功できなかったことに「ハムストリングをケガしていて加入後すぐに6週間離脱した。ギリシャでは先発もなかったので、あまりゲームをしていなかった」と振り返り「いま32歳だが、チームにとって重要であり続けたいと思っている」と強調したことを伝えている。

 その一方、カタールW杯アジア最終予選を戦う日本代表については「重要な試合をしたばかり。ゲンクの伊東(純也)が得点したのはうれしかった。私はカタールW杯(でプレーすること)について考えている」と語り、3大会連続のW杯出場に強い意欲を示していたという。