若ゴイに大きな期待を寄せた。侍ジャパンの栗山英樹監督(60)が3日、宮崎県日南市の天福球場で行われている広島キャンプを視察した。指揮官は昨年の東京五輪に出場した森下、栗林、菊池涼や会沢、大瀬良らと話をして回った。

 さらにグラウンドで4年目・小園海斗内野手(21)が近くを通ると呼び止め「体調はどうですか?」と声を掛けた。その理由を栗山監督は「カープで言えば小園選手や坂倉くんだったり、若くて大事なポジションを守っている選手がたくさんいる」と説明。

 小園は3年目の昨年、遊撃手として自己最多の113試合に出場し打率2割9分8厘、5本塁打、35打点といずれも自己最高の数字を残した。指揮官は「守りが重要と言われるポジションで、なおかつ攻撃力もある選手はなかなか出てこない。そういう素材は日本の球界にとって宝物なので」と語った。