ついに歴史を塗り替えた。北京五輪のアイスホッケー女子1次リーグB組(6日)、世界ランキング6位の日本代表「スマイルジャパン」は、同20位で開催国の中国にペナルティーショット(PS)戦の末に敗れたが、勝ち点1を奪取。勝ち点を7に伸ばし、4度目の出場で初の決勝トーナメント進出を決めた。

 完全アウェーの中でも、必死に戦い抜いた。日本は第1ピリオドの18分にパワープレーからDF細山田茜(29=道路建設ペリグリン)が強烈なロングシュートを叩き込んで先制。しかし、第3ピリオドにこぼれ球を押し込まれ、同点に追いつかれた。その後延長でも決着がつかず、勝敗の行方はPS戦へ。日本は5人全員が失敗した一方で、中国は4人目がネットを揺らした。

 かねて首位通過を目標に掲げてきた日本にとっては痛い黒星。とはいえ、8日の1次リーグ最終戦でチェコに勝利すれば望みをつなぐことができるだけに、最後の最後まで全力を尽くす。