昨季限りで現役を引退した元西武の松坂大輔氏(41)が6日、2018、19年にプレーした中日の沖縄・北谷キャンプを初めて視察した。

 3日に立浪監督と西山バッテリーコーチが新型コロナウイルスの陽性判定を受けるなどして、もっか中日は一軍首脳陣が全員不在。そのため代行で指揮を執っている片岡篤史二軍監督(52)らにあいさつした。

 片岡二軍監督は、松坂氏の1999年のデビュー戦で豪快な空振り三振を喫したことで、そのシーンが何度もテレビ番組などで取り上げられ、もはや語り草となっている。それだけに指揮官は「ルーキーの時からもう引退してしまっているのに、いつまで流すねんちゅうの、俺の三振(笑)。選手に高め振るな言われへん。ホンマに肖像権ないんか」とチクリ。

 その上で「松坂は空振り取ってるからいいけど、俺は三振ばっかしてるやん。もう1000三振くらいしてるよ。まあ、これは冗談だけど、たまたま巡り合わせてもろてね。ほんまに伝説は2人いないとダメやってこと。片方だけじゃダメ」と自信満々で胸を張った。