スノーボードでも〝あの言葉〟が飛び出した。北京五輪のスノーボード男子スロープスタイル決勝(7日、雲頂スノーパーク)、予選12位で決勝に進出した浜田海人(22=ムラサキスポーツ北海道)は59・36点で8位、同6位だった大塚健(20=バートン)は52・80点の10位に終わった。浜田は1、2回目は転倒し一時は最下位。3回目はノーミスで滑り切り8位まで巻き返した。大塚は攻めの滑走を見せたが3回とも転倒するなど、ともにメダルには届かなかった。2人とも表彰台を目指すべく、男子ビッグエアで巻き返しを図る。

 一方で中継中には、ある言葉が話題となった。同競技はNHK・Eテレで中継され、解説に長野五輪出場の渡辺伸一氏が入った。その渡辺氏は、選手のジャンプ後の着地の際「着地ビタビタでしたね」「これもビタビタでした」との言葉を使用。これにはSNS上で「ビタビタ頂きました」「スケボだけじゃなくスノボでも使うのか」「その言葉を聞く度に瀬尻氏の功績が大きいなと感じる」とのコメントが集まった。

 瀬尻氏とは、昨年の東京五輪のスケートボードで中継の解説を務めたプロスケートボーダー・瀬尻稜氏だ。「ゴン攻め」「ビッタビタ」なる〝名言〟を連発し、絶大すぎるインパクトを残した。それが冬季五輪でも使われたことで、多くの視聴者を騒然とさせていた。