フリーキャスターの辛坊治郎氏(65)が7日、ラジオ番組「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」(ニッポン放送)に生出演。北京五輪の開会式について「壮大な茶番劇ですよ」と語った。

 4日夜に行われた第24回冬季オリンピック北京大会の開会式の中継を見逃した辛坊は「ラジオパーソナリティとしていかがなものか…」と思い、北京五輪の公式ホームページに飛び、開会式の画像をクリックし、動画を見たという。

 だが、実際に見たのは2008年に開催された北京五輪の開会式の動画だった。「今日ニッポン放送にやってきて。新聞を読んでいたら、ふとおかしいことに気がついたんです。どこの新聞も取り上げているのが、点火式の一番最後に新疆ウイグル自治区の選手と漢族の選手がペアになってやってきて。まあ壮大な茶番劇ですよ…」と語った。

 続けて「茶番劇というよりも開き直ってるというかですね、これを国際社会が許していいのかレベルの話だと思うんですが、新聞では、雪の結晶みたいなところに聖火が捧げられるところが写真で全紙載っているわけですよ!あー俺、一番最後のハイライトを見逃したんだなと」と明かした。

 さらに「新聞見てて、あれ、このシーンはなかったぞと。点火式自体が違う(笑い)。それでよーくサイトを見てみたら、2008年の北京五輪の開幕式だった。(ラジオの)本番の30分前に気づいて、血の気が引くというか」と笑わせた。