ボートレース鳴門のGⅠ「第65回四国地区選手権競走」は7日、予選2日目を終了。2日目メインの「スマイル君ドリーム」は、昨年の大会覇者の興津藍(40=徳島)が2コース差しで快勝。初日メイン「なるちゃんドリーム」を制した片岡雅裕(35=香川)とともに、V戦線の主力として大会をけん引する。
片岡は初日12Rのドリーム戦で田村隆信を差し切って制すると、2日目は3Rを3コースからまくり差して今節2勝目。6号艇の7Rも2着確保と堅調だ。「出て行く足ではないけどバランスは取れている。特にターン回りはいい方。今の整っている足を崩せば伸びはつくかもしれない。でも、このまま整わせた状態で乗ります」と仕上がりは上々。調整の方向性も固まっている。
昨年は4Vを挙げる活躍でいまや香川支部を代表するレーサーの一人となった。しかし、まだ3月の大村クラシックの出場権はない。当然、今大会の目標はクラシック出場切符ゲットだ。
「やっぱり優勝してクラシックに行きたいですよ」と力強く言い切る。普段は寡黙なレーサーがSG出場権をかけて静かな闘志を燃やしている。