立憲民主党は8日、国会内で開いた常任幹事会で、夏の参院選比例区候補者として辻元清美氏(61)を正式公認、元「モーニング娘。」でタレントの市井紗耶香氏(38)の辞退を承認した。

 辻元氏は先月31日、今の政治状況を鑑みて「やっぱり黙ってられへん」として、泉健太代表(47)に参院選比例候補者の公認要請を行っていた。

 西村智奈美幹事長は会見で、政界復帰を目指す辻元氏に対し「公認したのは、これまでの経験や指揮権を総合的に判断しました」とした上で、参院選での期待値をこう語った。

「私たちがやろうとしてる政治を一緒に進めて行くために必要な方です。ご本人もおっしゃる女性候補者を多く擁立して、力づける運動を一緒にやっていきたいと考えています」

 一方の市井氏は2019年7月の参院選に立民から比例で立候補したが惜しくも次点で落選。その後、同党の「つながる本部コーディネーター」に就任し参院選への立候補を表明したが、先月24日に更新した自身のインスタグラムで「夏の参議院選挙の候補者を辞退させていただくことにしました」と電撃発表して大きな波紋を広げた。

 西村氏は市井氏が公認辞退した理由について「ご本人からの申し出で、一身上の都合によりということで話をうかがっています」とした。

 立民は参院選に向けて候補者を公募する方針です。