米ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は9日(日本時間10日)に米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーを名指しして「選手たちに(平和の象徴である)オリーブの枝を差し出さなければならない」とオーナー側の歩み寄りを訴えた。

 12月2日(同3日)のロックアウト突入後、オーナー側と選手会との間で4度行われたという新労使協定の交渉は難航を続けている。同電子版は両者を永遠のパートナーという関係であると表現、「スポーツの未来のために団結しなければならない。コミッショナーは、より協力的な明日に向けて一歩踏み出すべき」と主張した。

 マンフレッド・コミッショナーは現在、フロリダ州オーランド近郊で行われているオーナー会議に出席している。選手会への対案を出すことが期待されており、最終日の10日(同11日)には会見を開く予定になっている。同電子版は「来週水曜に予定している春季キャンプが時間通りに始まらないことを発表するのではないか」と指摘。3月31日(同4月1日)の開幕戦への影響が心配される。