米プロバスケットボールNBA、ウィザーズの八村塁(24)がチームへの適応に手応えを感じている。

 今季は個人的な事情でキャンプを欠場するなどチーム合流が遅れ、初出場は1月9日までずれ込んだ。ここまで14試合全て途中出場で平均約18分プレーし、7・8得点、3・6リバウンドをマーク。就任1年目のからウェス・アンセルド監督チーム戦術へ徐々に適応している。

 八村は9日のオンライン取材で「(チームメートが八村を)どういうプレーヤーかわかってくれている。ケミストリーをもっと上げていけたら」。状態についても「体重も増えたし、体も強くなってきている。体も試合に出続けるのに慣れてきてコンディションはいい」と好調ぶりを明かした。

 チームは大黒柱のブラッドリー・ビール(28)が左手首の手術で今季残り試合を欠場することが決まったばかりの厳しい状況。八村は「チーム全体で頑張っていかないといけない」と表情を引き締めた。調子を上げてきた〝遅れてきた男〟が、ここ9試合で1勝8敗と不調のチームを再浮上させられるか。