LiLiCo(51)が11日、都内で会見を開き、プロレス団体DDTが3月20日に開催する東京・両国国技館大会でプロレス引退試合を行い、夫の純烈・小田井涼平(50)がタッグパートナーとして参戦することを明らかにした。小田井の参戦はLiLiCoたっての希望によるもので、小田井にとってプロレスデビュー戦となる。

LiLiCoは、小田井と、プロレスラーでDDT運営会社副社長の彰人(34)と組み、男色“ダンディ”ディーノ、飯野“セクシー”雄貴、今成“ファンタスティック”夢人組と6人タッグマッチで対戦。セコンドには純烈メンバーの酒井一圭(46)白川裕二郎(45)後上翔太(35)がつく。

LiLiCoは、20年8月に買い物の途中に道で転倒し、左膝蓋(しつがい)骨を骨折。21年11月30日のブログで、ボルトとワイヤを抜く手術を行った。1月30日にDDTの東京・後楽園ホール大会に来場すると、引退試合を今林久弥GMに直訴し、両国国技館大会での引退試合開催を発表していた。会見で、そのケガを踏まえ「20年8月に膝が真っ二つに割れる大けがをしました。治りません…ずっと付き合います。つらいリハビリもしています。1つ、良かったのは走り続けて止まることが出来た」とDDTに感謝した。

その上で小田井をパートナーに指名したことについて「1番、輝いていたのは、DDTのリングに上がった時。気持ちも強く、整っていた。膝のケガで、このままプロレスを続けたかったんですけど完治しない。リングの上で悔しい思いをしたこともある。最後に戦うなら、ずっと守って、支えてくれている主人の小田井に一緒にいて欲しい。私も強いと言われるけれど、会ったその日から守られていると思う」と語った。そして「自分の足の爪も、体が硬くて自分で切られない人ですけど、側にいてくれるのが大事なのでお願いしました」と笑みを浮かべた。

LiLiCoは、2014年(平26)8月のDDT両国大会で特別リングアナウンサーを務めた際、アイアンマンヘビーメタル級王座戦でダウンしていたゴージャス松野からフォールを奪い、同王座を獲得。4カ月保持して試合はしていなかったが、翌15年8月の両国大会の時間差タッグバトルロイヤルでデビューし、アジャ・コング組に敗戦。その後、EXTREME級王座、KO-D10人タッグ王座を獲得していた。宿敵の対戦相手の男色“ダンディ”ディーノに向けて「あいつのアレをかみちぎるつもり…絶対勝ちます」と意気込んだ。