未完の大器に鬼ヘッドが愛のカミナリだ。巨人・元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)が秋広優人内野手(19)に猛ゲキを飛ばした。
一軍の宮崎キャンプは12日で最終日。午前中にはシートノックが行われ、元木ヘッドは内野で立ち位置を変えながら、ナインの動きに厳しい視線を向けた。そのなかで秋広は中田らと一塁の守備位置に就き、黙々と打球を処理していった。すると、三遊間から見守っていた元木ヘッドから「声を出せ、アキ(秋広)。声を!」。しばらくは声を張り上げながらハツラツと動き回っていた若武者だったが、練習が内野陣によるボール回しに移ると再び鬼ヘッドの大声がとどろいた。
「声出せ、アキ。アホ!」。元木ヘッドが現場復帰して以来、選手には「声を出せ」と口酸っぱく伝えてきた。それは「野球少年のように元気よくという意味じゃない。声を出せない選手は試合をボーッと見ているだけ。考えて試合を見ていないと声は出せない」との持論からだ。練習もしかりで自分のプレーだけで頭がいっぱいになっては全体を見渡せず、他の選手と連係もとりづらくなってしまう。
厳しい言葉を投げかけるのも、すべては期待の裏返し。今季から背番号55をつけ、ノビシロも無限大の秋広がどこまでビッグになれるか見ものだ。