演歌歌手松前ひろ子(72)と三山ひろし(41)の師弟コンビが13日、東京・日本橋三井ホールでコンサート「春便り~歌心をあなたへ~」を行った。

もともと11月22日の「いい夫婦の日」に、松前と夫の作曲家中村典正さん(享年83)がディナーショーを行っており、やがて師匠・松前の次女と12年に結婚した三山が引き継ぐ形で開催しており、コロナ禍の影響で昨年に続いてコンサート形式で行った。2人のデュエット最新曲「人生援歌」などを披露して、ファンを魅了した。

デュエットについて三山は「義母というより、偉大な師匠と歌えるのはありがたい」と話したが、松前は「私は師匠というより、おかあさんと呼ばれたい」と本音ものぞかせて、笑わせた。

現在、北京オリンピック(五輪)が行われているが、三山も仕事の合間でチェックしているという。自身も特技のけん玉で「ギネス世界記録」を持っているが、スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(23)の活躍に「若くして頂点はかっこいい」と刺激を受けつつ、「毎日練習したり、体の中心で“回っている”という部分はけん玉と一緒ですよね?」。また、取材陣からフィギュアスケート男子の羽生結弦(27)もけん玉が得意だと伝え聞くと「YouTubeでもけん玉をやってますので、ぜひ見てほしい。いつかけん玉友達になりたいです」と“便乗”した。

さらに取材陣からの「今日のもぐもぐタイムは?」との質問に「先ほど、『一輪』の弁当を3分で。こちら、うちの会社(所属事務所)の弁当で、現在芸能界でも評判で注文殺到中です!」と“便乗”してPR。所属事務所の社長でもある松前も「あら、CMまで」と息子の便乗に、目を丸くしていた。