フェンシングの銀メダリストで国際オリンピック委員会(IOC)委員の太田雄貴氏が14日、ツイッターを更新。現在、様々な疑惑が起こしている北京冬季五輪の審判の問題に言及した。

 今大会ではさまざまな競技で審判の判定が問題視されているが、IOCの委員として北京に滞在している太田氏は「現状、オリンピッククラスの審判や役員も本業が別にあり、ボランティアに近い形で競技に携わっている事が殆どだ」と審判の現状を解説。

 さらに「選手はプロ競技以外でも、競技に専念できる環境が整ってきているが、その周りの環境(コーチ、スタッフ、審判、競技役員)などは、その域には達していない事が殆どだと思う」と多くのスポーツにおいて、審判が選手の急速なレベルアップに追いついていないという根本的な問題を指摘した。