俳優の東出昌大(34)が、所属事務所「ユマニテ」との専属契約を14日付で解消したことがわかった。15日、事務所の公式ホームページで発表された。今後はフリーで活動するという。

 東出は2020年1月、女優の唐田えりか(24)との不倫が報じられ、同8月に妻で女優の杏(35)との離婚を発表した。

 昨年10月には20代の一般女性を映画の地方ロケに呼び寄せたことが報じられ、コロナ禍の不適切な行動に批判が噴出。事務所も「まことに不見識な行動であると言わざるを得ません」とコメントを発表していた。

 この日、公式ホームページで、畠中鈴子社長名義でコメントを発表した。以下、全文。


 東出昌大についてお知らせいたします。 

 弊社は2022年2月14日をもって 東出昌大との専属契約を解消いたします。

 2020年1月の東出昌大の不祥事以来、2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました。

 真摯に1つ1つの作品を重ねてゆくことで、東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。

 当然、それは彼自身も同じ思いで進んでいるはずだと思っておりました。

 しかし 昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました。

 改めて東出昌大の作品の1つ1つを思い返しました。それらは東出にとっての宝であると同時に、我々にとっても大切な足跡であります。それだけに今回の決断は、苦渋の選択でありました。

 本日、専属契約は終了いたしますが、いくつかの未公開の作品もございます。

 東出昌大が大切なものは何かということを捉え直して、再生への道を歩き出してほしいと思います。

 2022年2月14日 
 株式会社 ユマニテ 代表取締役 畠中鈴子