巨人の春季沖縄キャンプに参加中の村田修一打撃兼内野守備コーチ(41)が16日に、今季のリベンジに燃える中田翔内野手(32)を絶賛した。

 中田はこの日、全行程終了後に愛弟子の秋広と共に居残り特打を実施。快音を連発して周囲を驚かせていたが、この中田の姿に村田修コーチは「(去年と)全然違う」と目を見開いた。

「翔は去年は打ちたいから足を上げて、それと同時に(体も)前に出ていた。それが体重が大きく戻って、しっかり右に乗って体重移動ができているから、飛距離も出る」。同コーチの分析は止まらない。「(下半身の)使い方も良くなっているし、(去年は)行ってポンと当てて終わりだから、ちょっと差されているような空振りも多かったから。そういう意味では翔も良い感じでできていると思うけどね」とべた褒めだ。

 今キャンプ中の細かい調整は「自分のやり方があるはずだから」と中田本人に一任。実績十分な大砲なだけに、状態が言葉通り戻れば「復権」の可能性はさらに高くなりそうだ。